防水工事は建物の耐久性に大きく影響する上に、工事費用も安くはないため、防水工事の施工法と業者選びには失敗したくないですよね。
でも、防水工事について専門的なことはよくわからない、という方は多いと思います。
防水工事を検討中の方向けに、総合防水会社のプロが防水施工法と防水業者の選び方を解説します。
ベストは防水工事専門の業者に施工法から選んでもらうこと
この記事の結論からお伝えしてしまうと、防水工事を行う場合は
「防水工事専門の業者に建物に合った施工法を選んで施工してもらう」
ことが最もお勧めです。
防水工事を専門的に行ってる業者なら、建物にあった最適な施工法を判断でき、工事の質も高い傾向があります。
それだけでなく、自社施工の業者であれば、いわゆる中間マージンもないため、質の高い工事を適正価格で行えます。
建物にあった施工法をご自身で見極める方法はありますが、建物の状況によって最適な施工方法が異なるので、専門知識がないと正確な判断ができません。
無料で現地調査と見積もりできる業者も多いため、絶対に失敗したくない方は無料で見積もりしてくれる業者へ相談しましょう。
防水施工法の選び方
「防水工事専門の業者へ提案してもらう方が良い」とお伝えしましたが、最低限の知識だけ身につけておくと、業者とのコミュニケーションがスムーズになったり、騙されにくくなります。
まず知っておきたいのは、防水施工法は大きく4種類あること。それぞれ特徴が異なるため、適している場所や状況も違います。
4種類の施工法の特徴をまとめると下記の通りです。
施工法 | 特徴 | 耐用年数 | 適している場所 |
---|---|---|---|
アスファルト防水工事 | 耐用年数が長い | 15〜30年 | 大型施設や大きな建物の屋上 |
ウレタン工事 | 面積の広さや材質を問わずに施工できる | 10〜15年 | 複雑な形状の屋上 |
FRP防水工事 | 軽くて耐久性が高い | 10年 | 木造住宅 |
塩ビ防水工事 | 保護塗装が必要なく、維持管理費が節約できる | 10〜15年 | 大型施設や大きな建物の屋上 |
ここからはもっと詳しく知りたい方向けに、各施工法の特徴とメリット・デメリットを解説していきます。
アスファルト防水ってどんな施工法?
アスファルトで防水層を形成したシートを貼る施工法で、アスファルト防水の耐久年数は15年〜25年と耐久性が高いことが特徴。
数ある防水施工法の中でも最も古く、防水業界で信頼されている施工法です。
メリット | デメリット |
---|---|
・他の施工法よりも耐用年数が長い ・最も古くからある防水施工法のため、信頼性が高い | ・施工できる箇所が限られる ・施工できる会社が少ない |
塩ビ防水ってどんな施工法?
塩ビ防水とは、塩化ビニール樹脂で作られた防水シートを、下地か緩衝材の上に貼って防水層を作る防水施工法です。
日光による紫外線や熱、オゾンに対する高い耐久性が特徴。
防水シートが着色されており、保護塗装の必要がないため、維持管理も節約できます。
メリット | デメリット |
---|---|
・防水剤を乾かす時間がない ・工程が短い ・紫外線や熱、オゾンに対する高い耐久性を持っている | ・凹凸のある場所での防水には向いていない |
ウレタン防水ってどんな施工法?
ウレタン防水とは、液体状のウレタン樹脂を複数回塗って、つなぎ目のない防水層を形成する防水施工法。
面積の広さや材質を問わず施工できるため、最もよく行われる施工法です。
メリット | デメリット |
---|---|
・防水施工する場所を選ばない ・施工費用とメンテナンス費用が安い ・建物に負担がかかりづらい | ・職人の防水施工技術が仕上がりを大きく左右する ・5年に1度メンテナンスが必要 ・施工中にウレタン樹脂の匂いが出る |
FRP防水って、どんな施工法?
FRP防水とは、FRPシートを敷き、その上から液状のプラスチック樹脂とトップコートを塗って、防水膜を作る防水施工法。
防水層が軽いため、建物かかる負担が少ないことが特徴です。
メリット | デメリット |
---|---|
・建物への負担が少ない ・耐久性が高い ・施工期間が短い | ・施工費用が少し高い |
防水工事を依頼する業者の選び方
続いて、業者の選び方もお伝えしていきます。
防水工事を依頼する場合、大きく分けて下記2種類の業者どちらかに依頼するケースが多いです。
- 防水施工以外も対応可能な業者
- 防水工事専門の業者
それぞれの業者ごとに、どんな会社があるのか、メリット・デメリットとして何が考えられるのかを解説していきます。
防水施工以外も対応可能な業者
防水施工以外も対応可能な業者とは、リフォーム会社・ハウスメーカー・塗装業者など、防水以外の工事も複合的に請け負っている業者のことです。
おそらくみなさんが目にすることが多い業者は、このいずれかだと思います。
この3つの業者へ依頼するデメリットは、防水工事は基本的に下請け業者へ依頼することが多く、中間マージンが工事費用に上乗せされること。
また、自社施工の場合でも、防水施工の専門ではないため、質にバラつきがあります。
防水工事以外の修繕や塗装、室内のリフォームも依頼する場合は、トータルの費用が抑えられるケースもあります。
防水工事専門の業者
目にすることは少ないかもしれませんが、防水工事を専門で行う防水工事会社もあります。
防水工事会社かつ自社施工であれば、中間マージンが取られないため、質の良い工事を費用を抑えて行えます。
また、防水の知識がある担当者が現地調査から提案までしてくれるケースが多く、長く保つ防水施工法を提案してくれます。
防水工事専門の業者にお問合せする前のチェックポイント
依頼したい業者が決まったら、まずはお問合せしてみましょう。
と言いたいところですが、お問合せする前に業者のホームページで、下記3点をチェックして、信頼できる業者か見極めましょう。
- 自社施工かどうか
- 防水の専門資格を保有しているか
- 施工実績があるか
ポイント1)自社施工かどうか
防水工事専門の業者へ依頼する前に、自社施工であるかを確認しましょう。
せっかく防水工事専門の会社へ依頼するのであれば、中間マージンがない会社へ依頼する方がお得です。
また、自社施工をアピールしている場合、技術に自信を持っている会社が多く、工事の品質も高くなる傾向があります。
ポイント2)防水の専門資格を保有しているか
防水工事にもいくつかの資格がありますが、最も安心できる資格は「一級防水施工技能士」もしくは、「〇〇防水1級技能士」を持っている場合です。
この2つは国家資格であるため、防水工事に対する高い技術と豊富な知識を持っていないと取得できません。
ポイント3)施工実績があるか
ホームページに施工実績がどれぐらい載っているかもお問合せ前に確認しましょう。
施工実績が多ければ多いほど、しっかりとした技術を持っている可能性が高くなります。
お見積りしてもらった時にチェックすべきポイント
お問合せ時に良い業者だと思っても、まだ安心するのは早いです。
お見積書の内容をきちんと詳しく、納得いくまで説明してくれるかどうか質問してみましょう。
お見積書に細かい内訳がなく、「〇〇一式」という記載があれば、具体的にどんな施工を行うか質問してみましょう。
もし納得がいく説明をしてくれる業者なら、信用して依頼しても失敗する可能性は少ないはずです。
防水工事なら株式会社アクアスへお任せ!
失敗しない防水業者と防水施工法の選び方を解説してきました。
もう一度、結論をお伝えすると
「防水工事専門の業者に建物に合った施工法を選んで施工してもらう」
ことが最も失敗しづらい依頼方法です。
ここまで抑えておけば、あとは信頼できる防水工事専門の業者を見つけるだけ。
防水工事に失敗したくない方は、ぜひ一度株式会社アクアスにご相談ください。
当社なら見積もりの内訳についてのご説明はもちろん、職人直営・自社施工のため、中間マージンがない適正な価格で長持ちする防水工事ができます。
また、「一級防水施工技能士(改質アスファルトシートトーチ工法防水工事作業)」と「ウレタン塗膜防水 1級技能士」の資格を持った職人も在籍しており、防水技術には絶対の自信があります。
現地調査から見積もりまで無料で対応できるため、お気軽にご相談ください。
現地調査からお見積りまで無料で受付中!
株式会社アクアスは「ウレタン防水・アスファルト防水・塩ビ防水」といった、様々な施工方法を全て自社施工できる総合防水工事会社です。
マンションやビルといった大きな建物から、カフェや飲食店の厨房といった面積の狭い場所での防水まで、様々な場所・状況に最適な防水施工法をご提案。
無駄な中間マージンがないため、自社施工ではない会社と比べると、同じ予算でも質の高い防水施工が可能です。
施工したら終わりではなく、施工後も責任を持って、継続的にアフターフォローしております。
現地調査から見積もりまで、約3営業日〜5営業日で完了いたしますので、まずはお気軽にお問合せ・ご相談ください。