メンテナンス前に知っておきたい!ベランダ防水・バルコニー防水の種類

この記事をお読みの方は「ベランダやバルコニーが傷んできた気がするけど、メンテナンスがそろそろ必要?」と心配になり、ベランダ防水・バルコニー防水の種類やご自宅の状況に最適な防水工事について、調べているのではないでしょうか。

ベランダ防水・バルコニー防水のことを詳しく知りたい方に向けて、この記事ではメンテナンスが必要な症状から、防水工事の種類まで徹底解説いたします。

メンテナンスの要否を判断するためには、防水工事を行なった箇所の構造を理解しておく必要があります。
防水工事を行なったベランダ・バルコニーは、下記の画像のように三層になっています。

トップコートとは、防水機能を持つ「防水層」を守るための「保護層」です。
トップコートのメンテナンスだけであれば、費用はそこまでかかりません。
ただ、防水層や下地(コンクリートや木)が劣化していると、メンテナンス費用も高額になります。

劣化症状1)色褪せ

防水した場所の表面が色褪せてきたら、トップコートが劣化しています。
また、トップコートが防いでいた紫外線が防水層に直接当たることで、防水層も傷んでいる可能性があります。
症状によっては、トップコートの塗り替えだけで済むため、色褪せを見つけたら早めにメンテナンスしましょう。

劣化症状2)剥がれ

防水施工箇所の表面が剥がれていたら、要注意。
そのまま放置しておくと、防水層に染み込み、雨漏りが発生します。

劣化症状3)ひび割れ

防水施工箇所の表面にひび割れを見つけたら、早めに点検・メンテナンスしましょう。
トップコートが劣化し、防水層まで劣化すると、メンテナンス費用が高くなる可能性があります。
また、防水層が剥がれている場合は、早急に対応しないと下地が痛むため、早めに防水会社にご相談ください。

劣化症状4)雨漏り

雨漏りが発生している場合は、防水層が劣化している可能性が高いです。
被害が拡大しないように早めに防水工事を依頼しましょう。

ご自宅のベランダ防水・バルコニー防水の種類を見分ける方法

ご自身のベランダやバルコニーの防水工事を見分けるには、表の種類ごとの特徴を参考にしてください。

防水工事の種類特徴
FRP防水表面が滑らかで硬い
ウレタン防水表面が滑らからで柔らかい
ゴムっぽい感触がある
シート防水表面に凹凸があり、滑りづらい形状になっている
シートが重なり厚くなっている箇所がある

ただ、防水工事の種類が同じでも施工法や塗料が違えば、特徴が全く異なる場合もあります。
そのため、専門家でないと、正確にどの種類のベランダ防水・バルコニー防水なのか判断できません。
無料で現地調査してもらえる防水工事会社もあるため、防水会社へ相談して、ベランダ防水・バルコニー防水の工事の種類と状況を診断してもらうことをお勧めします。

ベランダ防水・バルコニー防水に適した3種類の防水

一口に防水工事と言っても、様々な防水施工法があります。
その中でもベランダ防水・バルコニー防水に適した防水施工法は3種類。
それぞれの特徴と向いている場所は、下記の通りです。

防水工事特徴向いている場所耐用年数
ウレタン防水面積の広さや材質を問わずに施工できる 複雑な形状のベランダ・バルコニー10〜15年
塩ビ防水(シート防水)保護塗装が必要なく、維持管理費が節約できる広いベランダ・バルコニー10〜15年
FRP防水軽くて耐久性が高い木造住宅のベランダ・バルコニー10年

どのベランダ防水・バルコニー防水が良いかは、ベランダやバルコニーの形状・現在の防水工事の種類・利用用途によって異なります。
防水工事の種類についても、防水会社と相談して決めましょう。

ベランダ防水・バルコニー防水を長持ちさせるメンテナンス方法

メンテナンス・修理にかかる費用をできる限り抑えるためには、日々のメンテナンスが重要です。
ここで紹介するメンテナンスを実施することで、防水層や下地の劣化スピードを遅らせて、メンテナンス費用を抑えられます。

メンテナンス方法1)ドレンの掃除

「ドレン」とは、ベランダにある排水溝のことです。「トレン」はベランダの隅を探せば、見つかるはず。
汚れが詰まることで、ベランダ・バルコニーに水が溜まり、その水溜まりがトップコート・防水層が劣化に繋がります。
2ヶ月に1回、掃除することでトップコートや防水層の劣化スピードを遅くできます。

メンテナンス方法2) 5年に1回トップコートを塗り替える

防水層を守る「トップコート」を張り替えることで、防水層の劣化を防ぎ、大きな修理が発生する可能性を減らせます。
防水会社へ依頼する必要がありますが、トップコートの塗り替えだけなら、メンテナンス費用も安く済みます。
防水層が劣化すると修理費用もかさむため、5年に1回を目安にトップコートは塗り替えましょう。

メンテナンス方法3)重いものを場合は緩衝材を入れる

物置など重い物をベランダに置く場合は、四隅に緩衝材を敷くと防水層の劣化スピードを遅らせられます。
また、物を移動させる時に防水層を傷つけないようにしてください。
防水層に傷が入ったり、抉ったりしてしまうと、防水層の劣化スピードが早まります。

ベランダ防水・バルコニー防水はDIYできる?

結論からお伝えすると、防水工事もメンテナンスもDIYすることはお勧めできません。
そのベランダの下地や広さ、形状に合わせた防水施工法を選ばないと、防水効果を得られずに、下地が早く劣化します。
下手に塗料などを塗ってしまうと、防水会社へ依頼した時の費用が高くなります。

ベランダ防水・バルコニー防水の相場

ベランダ防水・バルコニーの相場は、防水工事の種類とベランダ・バルコニーの広さによって変わります。
そのため、防水工事の種類ごとの1㎡あたりの相場を元に、自宅のベランダ・バルコニーの広さを調べて計算してみてください。
ただ、あくまでも相場のため、防水会社やベランダ・バルコニーの状況によって料金が異なる可能性があります。

防水工事の種類相場
FRP防水1㎡辺り:4,000〜7,000円
ウレタン防水1㎡辺り:5,500〜6,500円
シート防水1㎡辺り:4,000〜7,500円

良い防水会社を選ぶ3つのポイント

メンテナンスでも修理でも、安い金額ではない防水工事。
せっかくなら、納得できる金額で高いクオリティの防水工事をしてほしいですよね。
納得できる「良い防水会社」を選ぶポイントを3つに絞って解説していきます。

ポイント1)スピーディに対応してくれる

お問合せや見積もりにスピーディに対応してくれる業者を選びましょう。
お問合せや見積もり時点で対応が遅いと、その後の修理も遅く、修理が終わるまでにかなりの時間がかかる可能性があります。

ポイント2)見積もりの内容をきちんと説明してくれる

修理費用が適正かどうかを確認するためにも、見積もり内容をきちんと説明してくれて、内訳についても明示してくれる業者を選びましょう。

ポイント3)ホームページに施工事例が載っている

紹介でもされない限り、依頼する防水会社がどれぐらいの技術を持っているかわかりません。
そのため、ホームページを確認し、ベランダ防水・バルコニー防水の施工事例を掲載しているか確認しましょう。
事例が多ければ多いほど、防水工事の技術力は高いはずです。

 

最適な施工法と費用を知りたい方は、専門業者へ相談を

ここまでの内容をご覧いただければ、なんとなく防水施工法の内容についてはご理解いただけたかもしれません。
ただ、実際にどの施工法が良いかはその建物の状態や現在の防水層がどの施工法で作られたのかによって、最適な施工法は異なります。
そのため、これまでの知識を持って、防水施工業者へ最適な施工法について相談してみましょう。株式会社アクアスなら、無料で現地調査から見積もりまで可能です。
また、職人直営・自社施工のため、中間マージンがない適正な価格で長持ちする防水工事ができます。
「一級防水施工技能士(改質アスファルトシートトーチ工法防水工事作業)」と「ウレタン塗膜防水 1級技能士」の資格を持った職人も在籍しており、防水技術には絶対の自信があります。
ぜひ、お気軽にご相談ください。

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